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一歩

育てづらい子・育てやすい子

私には二人の子供がいる。どちらも男の子だ。

 

長男は圧倒的に育てづらい子で、次男は育てやすい子だ。

先日、長男が留守の時に次男(2歳)を映画館に連れて行った。

1時間の上映中、きちんと座って最後までスクリーンを見ていた。

座席から降りようとは一度もしなかった。

 

そもそも、長男は小学校3年生なのに、私は長男を映画館に連れて行こうとは思えない。

なぜなら、年齢に見合った行動ができない子だからだ。

ハッキリ言ってすごくストレスが溜まってしまう。

 

保健福祉士さんやカウンセラーに何十回と相談している。

イライラしない方法はないですか、と

けれど、みんな長男の様子を話すと、うーんとしばらく唸ってから

「物理的に距離を置くしかない、お母さんはとても工夫して向き合っていますね」

と言われる。

 

この答えに、私への救い要素はない。

頭を抱える日常が引き続き約束されるだけで、未解決に終わる。

毎回この答えを聞くために、思い出すだけでもイライラする日常の様子を話し、

同じ答えをもらって、イライラが積み重なる。

 

だから私は長男を外出に連れて行きたくない。

ただでさえ家の中でも怒らないことに必死なのに、

外出先ではどうしても怒ったり説明したりする責任がのしかかる。

すごくイライラする。

「誰でも同じことを言う」当たり前のことを何百回も何千回も。

本人は聞いていないから、何も言わなくても同じ。

けれど無視すれば返事するまで答えを催促される。

 

長男を預けたアフタースクールでは、

有料プログラムの先生が嫌がるので受講しないで欲しいと電話があった。

理由を聞くと、「騒いで話が聞けない、みんなと同じ行動が取れない、

列に並べない」から、らしい。

保育園の時から変わっていない。

成長して欲しいと思って申し込みした有料プログラムで嫌な思いをした。

 

実際、嫌な思いをしたのは長男の挙動のせいではない。

アフタースクールの先生が電話で開口一番に、

「きちんと本人と相談して受講を決めましたか?」だったからだ。

 

もちろん本人と話して決めた。

けれど、「私の相談窓口」と言う場所でなければ誰もがまず、「親のせい」と思うのが筋だ。

これが本当に神経を逆撫でる。

 

長男は発達障害だ。普通学級に在籍しているが、もっと周知されなければ私の身が持たない。

その都度、説明しているが、そうなんですかで話題が変わってしまう。

私は、障害者手帳を取ることに決めている。私のためにも。